I want you for X'mas.(短)
2.クリスマス
6時。
眠い。
本当に眠い。
でも、メイクしなきゃ‼︎‼︎‼︎
まだ誰も起きてないだろうから、音たてちゃダメだね…
よし!
顔洗ってこよう‼︎‼︎
「よしっ!スッキリしたー‼︎‼︎先に朝ごはん食べちゃおう♪」
独り言言ってる自分が怖い…
「あ、なっちゃん!おはよう!早起きね」
「お姉ちゃん!起こしちゃった?」
「ううん。昨日早く寝たから目が覚めちゃったの。今から朝ごはん?あたしも食べるわ」
「うん!準備するね!お姉ちゃん、顔洗ってきなよ!パンでいい?」
「うん。ありがとう」
目玉焼きと
ベーコン焼いて……
パンをセットして……
あ!
ヨーグルトも食べよー♪
「あ、お姉ちゃん!もうすぐできるよ」
「ありがとう」
これ食べて、メイクして家出たらちょうどいいかな?
「ねぇ、なっちゃん?あたし、メイクしてあげようか?綺麗な顔で会いたいでしょ」
「え!いいの?」
「当たり前よ。昨日あげたメイク道具で可愛くしてあげる♪ついでに髪の毛も♪」
「ありがとう‼︎‼︎」
お姉ちゃん、専門学校でグランプリとったらしいから嬉しい!!
何気お姉ちゃんにメイクしてもらうの初めてかも……
春からメイクアップアーティストとして働き出すんだよねー♪
「ごちそうさまでした!」
「ごちそうさま。なっちゃん、部屋行こうか?準備しよう!」
「うん!綺麗にしてね♪」
楽しみだ〜♪