I want you for X'mas.(短)
つ、着いた……………
飛行機の中はカップルと家族連れ…
早く会いたいな♪
えーと…
ここ、右?
マンションの住所だと七丁目だから…
この辺だよね……
………うー。
さっきから同じところをクルクル回っている気がする…
これ…
確実に迷いました。
どうしよう、どうしようどうしよう‼︎‼︎
ここどこーーーーー⁉︎
やだよ。会いたいよ。
「助けて………」
うぅ〜〜〜
泣きたくないのに…
涙出てきた…
「…………ユウくん。会いたいよぉ」
「…………あれ?なつ?」
え?
この声……
「ユウくん‼︎‼︎」
「遅いから来ないのかと思った」
「え?私が来ること知ってたの?」
「お前のねぇちゃんからメールきた」
「うわぁぁぁぁん!会えないかと思ったよ〜〜〜」
泣きたくないのにな…
彼の前では笑顔でいたいのにな…
「フッ……迷子になるなんてお前らしいじゃん?それに…ここまで来れたこと自体奇跡?」
「ゔゔ〜〜〜!ひどいよー!」
「ほら、泣いたらブスになんぞ?」
あ!
お姉ちゃんからせっかく化粧してもらったのに‼︎‼︎
「家行こうか!お前、来たことねぇだろ?」
「うん」
手を握って歩き出す。
やっぱりいいな。
彼の隣。
彼の右側。
会いたいって、いいね。
会えるって、いいね。