好きになったわけじゃなくて!
「あっ山本起きた?」
あれ?保健室だ。
隣には...
「新井くん...?」
「あはは。ごめん。」
またくしゃっと笑っている。
「私...」
「ボールが頭にぶつかって意識がなくなっちゃったんだよ。」
「あーそういえば...」
「てゆーかごめん。俺が運んできて。」
ドキン
やだな...。
何かキンチョーしてきた。
「う、ううん。大丈夫だし。」
ヤバい。顔が熱い。
もーいやだよ...。
「あと昨日いきなりあんな事して..本当ごめん。昨日の今日で保健室に運んできちまったし...」
恥ずかしい。
何で新井くんと一緒にいるとこんな気持ちになるの。
「っ....ほんとだよっ...やめてよこんな事。わ、私迷惑だし!」
あっ...
やっちゃった。
新井くんにこんな事言うつもりなかったのに。