ぎこちなかったけどリョウが緊張をほぐしてくれた。

リョウはそういうのが旨い(笑)

あたしは手を繋ぐたびいつもこんなんだ・・・

良いかげんなれたい(笑)






「「到着ッ!!!」」


2人で声を揃えて叫んだ。

久々の海はすごくきれいで・・・


「よっしゃぁ~!!
城つくるでぇ~♪」


リョウの一言で砂で城を作ることになった。

結構たのしかったりして夢中になってすぐできた。

すると・・・


グシャ・・・

だれかがあたし達が作ったお城を足でつぶしたのだ。


「誰だよッ!!」


あたしはそう叫んで立ち上がった。

そして足の主をみたところ・・・

知らない大人の女の人・・・

しかもキレイ。


「面白い子ね。

いくつ?
こんなお城作って楽しい?
リョウと二人で楽しい?

あたしのリョウとって楽しい?」


キレイな人はそう言ってニコニコ笑ってる。

あたしのリョウ?

それはコッチのセリフだけど。


「コッチのセリフっつぅか・・・

あんた誰?

あたしのリョウ?
馬鹿言うなっつぅの。

ふざけんのもいい加減にしろよ?」


あたしはそう言って女の人を背負い投げした。

なんで背負い投げだったのかわかんないけど(笑)
< 12 / 13 >

この作品をシェア

pagetop