いつまでも


先「じゃあ、春哉くん。テストしよっか。」

楽勝。

俺は常に母親からのいいなりでの英才教育で常に1番をとってきた。

マットから降り鉄棒に向かった瞬間…

先「佐奈ちゃん、上手だね!合格!!」

あ?誰だ??

と、思いその女の子をみると…

ドキッ…

…綺麗なフォームだ。

俺より上手いんじゃないか?

俺は見惚れていた。

俺も負けねーようにしないとな。

先「春哉くん、上手!合格!!」

あったりめーだろーが。

みたか女!と、思いさっきの女の子の方を見ると、

ぽわ〜っとこっちを見ていた。

なんだこいつ?


最初の佐奈へのイメージはこんな感じだった。

だが、これがのちに春哉にとって初恋となる。
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