純粋に想い続けた結果。
「うん、そうだよ」
あたしは、こくこくと首を縦に振り頷いた。
「そ、そーなんだ」
あはは。って真子は何かを考えるように笑った。
「じゃ、俺ら行くんでー」
神木直は、立ち上がった。そして、あたしの腕を引っ張り立たせてくれた。
「えっと、じゃまたー。2人ともごゆっくりー」
そして、あたしは神木直に手を引かれながらカフェテリアを出た。
「ねぇ、いつまで手握ってんの?」
「あー、悪い」
そして、神木直はあたしの手をぱっと放した。
「一つ聞いていい?」
「いいよ。なら、そこの公園で話そ」
神木直は、目の前の小さな公園を指さした。