純粋に想い続けた結果。
「な、そんなわけないじゃない!」
「ほんとかよ」
ふっと呆れたように呟いた。
「何で、あのカフェにいたの?」
「あれ、俺あそこの常連客なんだけど……」
そして、くすっと笑った。
「そうなんだ。そんなこと初めて知った」
「あ、あとさ何であたしの彼氏とか言い出したの?驚いたんだから!」
いきなり彼氏です。とか言われてかなり驚いた。
「だって、他に何て言えばよかったわけ?あー言ったほうが一番連れ出すの楽だったし」
「そ、そうかもしんないけど……」
「なら、怒んないで」
そして、神木直はあたしのことをじっと見てきた。