純粋に想い続けた結果。
「はいはい。でもさ、ぶっちゃけあたしらどんな関係なの?」
「わかんね。友達以上恋人未満とか?」
「なにそれ……」
友達以上って……そんな仲良くないし。
「真子」
「はっ?どこ?」
あたしの呟きに神木直が反応した。
「いや、真子がいるとかじゃなくって……。神木直と真子どんな関係なの?」
さっきのカフェの時に2人に違和感をかんじた。
「……」
沈黙が流れた。時間が時間なので公園にはあたしたちの他に誰もいない。
公園の時計の針が進む音が大きく聞こえた。
「一つしか聞かないんじゃなかったけ?」
こちらを見た神木直と目が合った。その表情を見て胸がチクッと痛くなった。
何て苦しそうな、すごく切なそうな表情だった。