純粋に想い続けた結果。
「いいよ」
そして、あたし達は公園に向かって歩いた。
「真子とは、ちゃんと話せた?」
「うん。色々謝られた」
「そっか。話せてよかったね」
あたしは、直が真子と普通になれてよかったなって思った。
「うん。何か色々誤解してたみたいだし……。あ、着いた!」
そう言うと、直は公園のベンチに座った。
「で、直の話はなに?」
あたしも直の横に座った。
「や、俺は後でいい。先に栞菜から話して」
「あ、うん。あたしね、さっき和也に告白したんだ……」
「えっ、まじ?」
直は、今までにないくらい驚いている。
「ま、当然フられたけどね。和也には真子がいるから」