純粋に想い続けた結果。


『あんたんとこの大学の神木直くるわよ!男子側の幹事が神木と仲良いみたいでさー』



「え、あいつ行くの?それは、また珍しい」



直は合コンに誘われても絶対に断るって、有名なはずなんだけど……。



『あんま、わかんないけど……自分が誘う子の名前言ったらくいついてきたらしい』



「へ、へぇ。そうなんだー」



そして、あははって笑った。



『うん。で、くるよね?久しぶりに栞菜に会いたいし』



「わ、わかった。ま、ちょうどフられたばっかだし……他にいい人さがそっかな?」



『え、そーなん?なら来て!話も聞きたいし』



そう言われてあたしは、笑ってしまった。



「はいはい、わかったー!」



『なら、また決まったら連絡する。じゃ、切るね』



そして、電話はぶちって切れた。




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