SPRING ★ SPRING ★ SPRING
★★
いつもより一時間早く家を出た。
最近はマンションのエントランスで結衣に待ち伏せされていたけど
さすがにこの時間にはまだきていないらしい。
いつのまにかこわばっていた肩の力を抜いて
駐輪スペースから出した自転車にまたがり
朝の通学路を悠々と走らせた。
昨日の夕方、春日泉の珍行動に遭遇してから
どうしてもそれが気になってしかたがなかったので
今まで気にも止めていなかった記憶を頼りに早々と通学する事にしたのだ。
俺の知る春日は基本的にいつも一人で
話しかけられないかぎり口をきかないし
やりとりはいつも最低限。
別に暗いとか嫌われてるとか言うわけじゃなくて
別次元に生きている
まさにそんな感じの存在で。
新学期に女子が確か言っていた。
授業中はふらふらっと教室を出て行ったりしちゃうけど
春日は誰よりも早く登校して、誰よりも遅く下校すると。
一年の時はクラスが離れていたから俺は全然知らなかったけど
最初から不思議な奴で、今よりさらに自由人だったらしい。
最近はマンションのエントランスで結衣に待ち伏せされていたけど
さすがにこの時間にはまだきていないらしい。
いつのまにかこわばっていた肩の力を抜いて
駐輪スペースから出した自転車にまたがり
朝の通学路を悠々と走らせた。
昨日の夕方、春日泉の珍行動に遭遇してから
どうしてもそれが気になってしかたがなかったので
今まで気にも止めていなかった記憶を頼りに早々と通学する事にしたのだ。
俺の知る春日は基本的にいつも一人で
話しかけられないかぎり口をきかないし
やりとりはいつも最低限。
別に暗いとか嫌われてるとか言うわけじゃなくて
別次元に生きている
まさにそんな感じの存在で。
新学期に女子が確か言っていた。
授業中はふらふらっと教室を出て行ったりしちゃうけど
春日は誰よりも早く登校して、誰よりも遅く下校すると。
一年の時はクラスが離れていたから俺は全然知らなかったけど
最初から不思議な奴で、今よりさらに自由人だったらしい。