新撰組とチビ
~響side~


今、俺は門番のいるところから数m離れたところにいます。

響『なんか、嫌な予感がするんだよねぇ~』

つーかさぁ…
京の門番さんの目がめっちゃ怖いんだけど

いや、怖くないけど←
なんかしたっけ俺……

門番A「おい、そこの小僧」

あれ~なんか前のほうから声がする~

門番A「おい、お前だ」

あれ~おかしいなぁ~

門番A「てめえのことだ小僧!!」


いてて…俺の肩を掴むなよぅ!
って…
響『ぇええっ!?俺のことぅ!?』
門番A「ああ!そうだ!」
響『で、なんだい?』
門番A「小僧、貴様…熊に乗ってきたのか?」
響『え?そうだけど何?』
門番A「その熊はどこにいる。」
響『森にお帰りになりましたが何か?』
門番A「たわごとを申すな!!!ちゃんと答えろ!!今ここで斬り捨ててやってもいいんだぞ!?」

ほぅ…?

響『斬ればいいじゃん?』
門番A「なっ!?」
響『何?できないの?   ---笹野 権兵衛(ささの ごんべえ)さん?』
門番A「!?」
響『笹野 権兵衛。現在35歳。生まれは京の町で8月21日生まれ。父、笹野 十兵衛 母、お蜜は2人で食事処《笹野》を経営している。いまだに婚約はしておらず、好いたおなご計4名に告うも全て失敗におちいった。……でしょ?』

笹野さんは顔面蒼白…
地面にへなへな~って感じて座り込んだ。

そして―――

笹野「コイツだぁぁあああ!!!裕次郎!!!コイツがなんかの術で熊を操っていた鬼だぁぁああ!!!」

響『へ?』
周りの人『うそっ!?アレ、鬼だったの!?』
周りの人『まじかよ!逃げよう!!』
周りの人『何が目的なんだ!?』

まてまてまてまて

響『おっ…鬼ぃぃいいいい!?』


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