生涯の人…　〜Dearest〜
夕飯を食べ終わってからも自由行動で、本当にこの学校は先生達まで自由奔放…。

でもそのおかげで最高に楽しい時間が過ごせるんだけどね。





部屋に荷物を置いてから仲間がいる部屋に集合になった。

ほとんどが元クラスで仲良かった友達。

なんか…やっぱり離れてないって感じて嬉しいな。



「じゃじゃーん！！」

部屋に入ってから最初に飛び込んできたのは、嬉しそうにお酒の袋を開けてる詩衣の笑顔。


「これどうしたの？」

「あっ、アン来たね。メンズチームが買い出し行ってくれたんだよ！」

「本当？やるねー！！最高じゃん」


元クラスの友達も２年に上がってから出来た友達も、色々ごちゃまぜの人数が集まってきた。

誰が始めたのかわからないうちに宴会もスタートしてるし…。



「とりあえず飲もう、はい乾杯ー！」

あかりが仕切ってくれて皆が騒いでる。





もう…、杏奈幸せだ。





あと何分かで誕生日がくるって瞬間をこんなに楽しく過ごせるなんて…。

贅沢者……。





「アンー、ちゃんと参加してるのー？」

酔っ払った詩衣が近づいてきて杏奈の腕をがっちり掴んできた。

「してる、してる！詩衣ペース速いんじゃ…」













―バンッ―











大きい音がして、部屋のドアが突然開いた…。





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