生涯の人… 〜Dearest〜
次のお店に行くって言うあかりと別れて真剣に生地と睨めっこ。
角を曲がった場所は白とか薄いピンクとか…、淡い色が揃った棚だった。
人差し指でつーってなぞってた時……
白いレースで所々に薄い黄色とピンクが混ざった生地に手が留まった。
だって…それを見た瞬間、春のイメージにぴったりだと思ったんだ。
柔らかい色で繊細な華の模様がより一層2人のモデルを際立たせてくれる。
そう、イメージ出来た。
「アンー、何か良いのあった…?」
「…うん……これなんてどう…?」
「…ちょっ…いーんじゃない、その生地!!」
隣に詩衣が来て杏奈の手の中を覗き込んだ。
偶然にも詩衣が持っていたのは白のシルク生地。
「あたしが持ってるこの生地を合わせて……これって…春の衣裳出来上がりじゃん?」
「…だよね……?」
詩衣と目を合わせて頷いた。
春夏秋冬…
春のイメージは《ウェディング》
ふわふわの生地にヴェールを被って誰もが憧れる姿。
出だしが肝心だしインパクトのあるスタイルにしたいって言う遥の提案から生まれた。
夏のイメージは《元気》
ここで春から夏にクイックチェンジを入れる。
1番の見せ所で盛り上がる所だと思うんだ。
真っさらな白いスタイルから真逆の元気なメイクに変える。
同じモデルでもメイクとヘアーだけでこんなにも変わるんだよって所、目の前でパフォーマンスするんだ。…
この大きな役割を任された事。絶対に成功させたい。
秋のイメージは《哀しみ、切なさ》
男性モデルを起用してどこまで色気が出せるかって話になった。
男の艶っぽさって女の人よりぞくぞくする時がある。
その一瞬を…このステージを見てるお客さん達に感じさせる。
冬のイメージは《妖艶》
双子のモデルにお願いしてやっとの事で形になった冬のイメージ。
妖艶な空気を作り出すのは色気のある女の人だけじゃないよね。
杏奈達が選んだモデルがそれを証明してくれる。
角を曲がった場所は白とか薄いピンクとか…、淡い色が揃った棚だった。
人差し指でつーってなぞってた時……
白いレースで所々に薄い黄色とピンクが混ざった生地に手が留まった。
だって…それを見た瞬間、春のイメージにぴったりだと思ったんだ。
柔らかい色で繊細な華の模様がより一層2人のモデルを際立たせてくれる。
そう、イメージ出来た。
「アンー、何か良いのあった…?」
「…うん……これなんてどう…?」
「…ちょっ…いーんじゃない、その生地!!」
隣に詩衣が来て杏奈の手の中を覗き込んだ。
偶然にも詩衣が持っていたのは白のシルク生地。
「あたしが持ってるこの生地を合わせて……これって…春の衣裳出来上がりじゃん?」
「…だよね……?」
詩衣と目を合わせて頷いた。
春夏秋冬…
春のイメージは《ウェディング》
ふわふわの生地にヴェールを被って誰もが憧れる姿。
出だしが肝心だしインパクトのあるスタイルにしたいって言う遥の提案から生まれた。
夏のイメージは《元気》
ここで春から夏にクイックチェンジを入れる。
1番の見せ所で盛り上がる所だと思うんだ。
真っさらな白いスタイルから真逆の元気なメイクに変える。
同じモデルでもメイクとヘアーだけでこんなにも変わるんだよって所、目の前でパフォーマンスするんだ。…
この大きな役割を任された事。絶対に成功させたい。
秋のイメージは《哀しみ、切なさ》
男性モデルを起用してどこまで色気が出せるかって話になった。
男の艶っぽさって女の人よりぞくぞくする時がある。
その一瞬を…このステージを見てるお客さん達に感じさせる。
冬のイメージは《妖艶》
双子のモデルにお願いしてやっとの事で形になった冬のイメージ。
妖艶な空気を作り出すのは色気のある女の人だけじゃないよね。
杏奈達が選んだモデルがそれを証明してくれる。