生涯の人… 〜Dearest〜
前夜祭として今日はスタッフ勢揃いの日。
準備を終えてから相変わらず諒士家に集まっていた。
明日に備えて早く寝ないといけないのに興奮状態で皆なかなか寝付けないみたい…。
ビール片手に詩衣と話してると、遥と視線が重なった。
目だけを動かして玄関に歩いていく。
あれは“外に行くぞ”のサイン……。
こっそり抜け出したら今にも凍えそうな寒い空気に包まれた。
もう……
遥と出会って1年が過ぎたよ。
遥と杏奈の定番の語り場所。
公園に辿り着いてブランコに腰掛けた。
「いよいよ明日だなー……」
白い息を吐きながら遥が呟いた。
「本当…早いよね………。あのね…杏奈……、ショーが近付く度にこの日が来なければいいのにって何度も思ったんだ」
《7-lovers》に入って1ヶ月半。
毎日が楽しくて毎日が新鮮で。
毎日が笑顔に包まれてた。
「俺もこのメンバーの1人になれてまじ幸せ…」
「…フフッ……うん……」
思い切り地面を蹴ってブランコを漕いだ。
空が近くなって体が浮き上がる。
遥もブランコを漕ぎ出して2人の錆びた音だけが公園の中に響いてた。
杏奈ね…、いつの間にか平気になってるよ。
前は何か話さないといられない位に自分に自信がなかったのにな…。
これも心が縮まったから…。
遥と歩く事が出来たからだよね。
「んっしょっと…!!………杏奈…明日は最高の日にしような!!」
振り返った彼の満面な笑み。
あの頃の気持ちは今でも覚えてる……。
ワクワクして、ドキドキして。
遠足に行く前の子供みたいにさ……。
遥と心が繋がった瞬間だと思った。
準備を終えてから相変わらず諒士家に集まっていた。
明日に備えて早く寝ないといけないのに興奮状態で皆なかなか寝付けないみたい…。
ビール片手に詩衣と話してると、遥と視線が重なった。
目だけを動かして玄関に歩いていく。
あれは“外に行くぞ”のサイン……。
こっそり抜け出したら今にも凍えそうな寒い空気に包まれた。
もう……
遥と出会って1年が過ぎたよ。
遥と杏奈の定番の語り場所。
公園に辿り着いてブランコに腰掛けた。
「いよいよ明日だなー……」
白い息を吐きながら遥が呟いた。
「本当…早いよね………。あのね…杏奈……、ショーが近付く度にこの日が来なければいいのにって何度も思ったんだ」
《7-lovers》に入って1ヶ月半。
毎日が楽しくて毎日が新鮮で。
毎日が笑顔に包まれてた。
「俺もこのメンバーの1人になれてまじ幸せ…」
「…フフッ……うん……」
思い切り地面を蹴ってブランコを漕いだ。
空が近くなって体が浮き上がる。
遥もブランコを漕ぎ出して2人の錆びた音だけが公園の中に響いてた。
杏奈ね…、いつの間にか平気になってるよ。
前は何か話さないといられない位に自分に自信がなかったのにな…。
これも心が縮まったから…。
遥と歩く事が出来たからだよね。
「んっしょっと…!!………杏奈…明日は最高の日にしような!!」
振り返った彼の満面な笑み。
あの頃の気持ちは今でも覚えてる……。
ワクワクして、ドキドキして。
遠足に行く前の子供みたいにさ……。
遥と心が繋がった瞬間だと思った。