生涯の人… 〜Dearest〜
ファーストフードを出た入口に男の子が2人いた。


1人は短髪に赤茶色の髪。

少しパンクっぽい感じで可愛い顔した諒士(りょうじ)


厚底の靴に殴られたら血が出そうなゴツゴツの指輪。

可愛い顔してるのに意外…。

顔に似合わずって感じで密かにモテそうな感じ。













でも杏奈は…。

座って煙草を吸ってる彼から……目が離せなかった…。




落ち着いた茶色の髪。

無造作に分けた前髪。

色素が薄い…瞳。

切れ長でもなくどっちかっていうとくりっとしている奥二重。








綺麗な…横顔だと思った。




「アンも詩衣も2人とは初めてだよね?諒士と遥(ハル)だよ!!」





彼が煙草を消す仕草。

笑う姿。




どうしようもない位…瞳が離せなかった。





こんなに胸がドキドキした事ない。

呼吸の仕方忘れちゃう位…ドキドキした事ないよ。



人生初の一目惚れ。



一瞬で……、恋が落ちてきた。






< 4 / 263 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop