最高の恋でした。

花火大会が終わると
にぎわっていた場所が
何もないただの草むらになってしまった


お互いの迎えの車が
迎えがここに来るまで
ずっと今日の花火に
ついて話し合った



先に来たのは
ミキのほうだった

｢じゃぁね♪｣

｢うん、また学校で会おうな｣

そして一人になった私は
親が迎えにくるのが遅いので
ぐちぐち言っていた



すると
後ろから

プｯ！
と車のｻｲﾚﾝを鳴らす音が
聞こえた


まさしくあの車は
私のお母さんの車だった
車の方に急いで
駆け寄っていくと
ヨシ達が前から歩いてきていた


｢ヨシｯ!!｣
私はおもいっきり
ヨシの名前を叫んだ

すると向こうはビックリした
様子でこっちを見て笑っていた

｢よｯ!!｣

｢本日２度目の再開やな｣

｢ﾎﾝﾏやな(笑)｣

｢じゃぁまた会う日までﾊﾞｲﾊﾞｲ｣
と笑いながら手を振った

｢おぅｯ!じゃあな｣
ヨシも手を振りかえしてくれた



車に乗った私｡
ヨシが見えなくなるまで
手を振り続けた



車の中で
お母さんに
今日の事をいろいろ
話ながら
家に帰っていった