最高の恋でした。
堤防の道を自転車で帰っていく

並ぶ2つの影

トモと私の影が時々重なり合う

それだけでドキッとしてしまう

その時同じ気持ちだったらいいのにって
心のどこかで思っていた

「なんか時間経つの早いな」
「そうやな…また遊びたいなぁ」
ただそんな一言二言

そしていつも間にか
トモがここまで送るって
いってくれた場所までついた

「じゃぁここまででいい?」

「うん、今日はありがとう、楽しかったよじゃぁね」

私はトモに手を振って
トモは自転車をこぎながら軽く頭を下げた

そんなトモを広い堤防から
見えなくなるまでずっと見ていた

向こうも私の事を
きにしてくれたのかこっちを見ているようだった


そして私は家に帰っていった

帰りの途中いろいろ考えていた
それは今日の事を…

嬉しかった

そんなトモの事もっと知りたいって
思うようになった

ぬいぐるみ


ありがとう

っと心の中で言った

< 9 / 10 >

この作品をシェア

pagetop