同居相手は黒猫くん




「…………」



「荷物は自分でやる。分かったら部屋戻っとけ」






彼はそう強引に言って、私の隣の部屋に入ってしまった。






「……え」







口を開けると、ころっとイチゴ味のキャンディが口の中で転がった。








……甘い…。







そして自分でもビックリするぐらいの叫び声をあげ、それは家中に響き渡った。




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