同居相手は黒猫くん
「…なっ」
ななななななななななな!?!?
「何するの!?」
「うるさい」
グッと刹は至近距離で私の鼻をつまんだ。
慌てて刹から離れようとした時、
「駄目」
鼻から手を放し、次に刹は私の両頬を両手で抑えてきた。
「にゃ、にゃにずん、」
「何慌ててんの?お姉ちゃん」
嫌みたらしく彼は私を鼻で笑った。
は、はい!?
「刹が急にこんなことするからでしょ?!」
刹の手をはがして、私は精一杯怒鳴る。
しかし彼は相変わらず涼し気な顔をする。