同居相手は黒猫くん
「自分で確認するから…っ!」
「俺が判断するから早く見せろ」
刹は全く力を緩めることなく、遂に胸元までブラウスをめくり上げてしまった。
声にならない羞恥心が襲う。
「……」
私を自分に向き直して、刹は私の肋骨辺りにある痣をじっと見つめた。
ひいぃ…。
「…大丈夫じゃねえじゃん」
そう言った刹は軽くその痣に触れる。
皮がめくれていたらしく、ピリッとした痛みが走った。
「保健室行って湿布貼るぞ」
「えっ?」
刹はそう言って無理矢理私を立たせると、ズカズカと社会科準備室を出てしまう。
私は刹に腕を引かれるがまま。