同居相手は黒猫くん
「キスしていいの?」
優し気な瞳で私を見つめる刹は、そっと囁いた。
その仕草に、また私の心臓はドキドキと騒ぎ出す。
「……っ」
私はゆっくりと頷いた。
恥ずかし過ぎて喋れない…。
そして、
刹は軽く押し付けるように私にキスをした。
そのまま刹は私の腰に手を回すと、ぐっと自分に引き寄せた。
「っ」
いつものキスとは違い、刹はすぐにはやめなかった。
その時
「…!?」
突然刹の舌が私の口の中に入ってきた。