同居相手は黒猫くん
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「……は」
教室に帰ると、私は保健室での出来事をみっちゃんに話した。
しかしみっちゃんは「ありえない」とでも言うような目で私を見る。
…な、なんですか。
「比乃、あんたそれほんっっっきで分かんないの?」
やけにためるな…。
「は、はい…」
「馬鹿過ぎる」
ズバッと言われ、私は唾を呑み込む。
「…つくづく刹くんがかわいそうに思えるよ」
「ええ…」
どうしよう。
私そんなに刹に迷惑掛けてるのかな。
ご、ごめんね刹。
「…あー、これは私から言わないでおくわ」
「えっ、なんで?」
「比乃が自分で気付かなきゃ駄目だから」
私が自分で…。
…不安だ。