同居相手は黒猫くん
「…あ、ところでみっちゃん」
「何?」
「その…小堺くんのことはどうなの?」
私の言葉に、みっちゃんは「あー」と斜め上を見た。
「どうしようもないからねー。気長に待つことにした」
「気長に…」
「どうもならなかったらならなかったで終わり。なんかもうそれでよくなったの」
私には比乃がいるし。とみっちゃんは私にはにかんだ。
…きゅんっ!
「みっちゃん大好き!!」
「藤枝ばっかしずるい」
と、
突然刹が割り込んできた。
び、ビックリしたぁ。
「何よ刹くん。私にヤキモチ?」
「お前まじでうぜぇ」
なんだかんだ言って、みっちゃんと刹って仲良いな。
すっごい嬉しい。