同居相手は黒猫くん
*アビシニアン
馬鹿の進歩
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「あらあら、あなた達可愛いのね〜」
お母さんと晩ご飯を作る最中、
私はそれとなくお母さんに今までのことを話した。
刹のこと。
あの女子の先輩のこと。
するとお母さんはニコッと笑った。
「比乃は刹くんのことどう思ってるの?」
私は…
「刹のこと…男の子として見てて…」
でもその先が分からない。
分かりたくないのかもしれない。
「何か遠慮してるの?」
「えっ?」
遠慮…?