同居相手は黒猫くん




————————————
——————……






「あ、おはよー!刹、柴咲!」









教室に入ると、笑顔で佐久間くんが挨拶をしてきた。


私も笑顔で返す。











「もうすぐテストだなぁ〜…。勉強してねー」













佐久間くんは溜息混じりに言って、刹の机の上に座った。












…一気に現実に引き戻された。




そういえばもうじき期末テストだ…。



うわぁ勉強したくないー…。
















「佐久間は俺が教えるから心配いらねーだろ」
















平然とそんなことを言ってのける刹に、佐久間くんはパアッと嬉しそうな顔をした。












「刹先生最高…!よろしくお願いしますっ!!」









刹の肩に腕を回して、佐久間くんは喜ぶ。




い、いいな…。





< 215 / 283 >

この作品をシェア

pagetop