同居相手は黒猫くん
お昼休み。
私はみっちゃんと昼食を終えた。
「…そういえば刹くんいないわね」
教室を見渡してみっちゃんが言う。
…確かに。
お昼休みになってから、姿を見てない。
「また屋上とかでご飯食べてるとか?」
「刹くんならありえる」
…まあ昨日あんなことがあったし、あんまり顔合わせ辛いんだよね。
恥ずかしくて。
……刹は私のことどう思ってるんだろ。
「…あ、じゃあ私、清水さんのとこ行って来るね」
そう言って立ち上がると、みっちゃんは微笑んでくれた。
応援してくれてるんだろうな。
ありがとうみっちゃん。
そして私は清水さんのもとへ向かうべく、教室を後にした。