同居相手は黒猫くん
…佐久間は何の用があって俺と…。
つかなんかちょっと目赤いなこいつ。
泣いてたのか?
「…さっき、柴咲に告白し直してきた」
その佐久間の言葉に、目を見開く。
…は?
「今日って……行動早過ぎんだろ」
「ハハハー」
…だから泣いてたのか。
「まあフられて、結構スッキリできた」
佐久間って強いよな。
俺と違って…。
「……あのさ、刹」
「……」
「もう俺に遠慮すんなよ」
…えっ?
顔を上げると、佐久間は笑ってた。
「俺、刹のこと信頼してるし、裏切ったりしないから」
心が軽くなる。
佐久間の言葉で、一瞬で軽くなった。