同居相手は黒猫くん
「付き合うことの大切さ分かってない」
そう言うとみっちゃんは寝ていた刹の頭を軽く叩いた。
「起きてんでしょ猫野郎」
「……うっせぇなー」
「刹くん、比乃と付き合うつもりないの?」
その問い掛けに、刹はあっさりと答えた。
「あるわけねぇだろ。めんどくせー」
あ、ちょっと傷つく。
「…へぇ?じゃあ比乃が何されても文句言わないでよ」
え、みっちゃん怒ってる!?
するとみっちゃんは私の携帯を取った。
「ごめん比乃借りるね」
そう一言謝ると、みっちゃんは誰かに電話を掛け出した。
…え?