同居相手は黒猫くん
「…あ、うん」
なんて顔をしたらいいのか戸惑っている様子のみっちゃん。
こ、これは…チャンスだよね。
どうしよう!
私お邪魔だ!
「なんで私の名前…」
「…え?あー…」
私がどうしようとオロオロしていると、みっちゃんは無言で私の制服を摘まんだ。
驚いてみっちゃんを見ると、みっちゃんはチラリと私を困ったように笑って一瞥した。
ここにいて。ってことかな…。
「前から藤枝さんのこと気になってたんだよね。…よく見るし」
「え…」
みっちゃんは少し顔を赤く染める。
そんなみっちゃんがすごく愛しく思えた。
嬉しいだろうなぁ。