同居相手は黒猫くん
その日の夜。
比乃は俺の部屋に来た。
また騒がれたら嫌だなー、なんて思いながら話していると。
「仲良く…しませんか…」
「は?」
あんなに叫ぶようなことされて、何言ってんのこいつ。
姉弟になるのにギクシャクするのは嫌だとか。
子供かよ。
…でも。
少なくとも、悪い奴じゃなさそうな気がする。
「おいで」
近寄って来たところを抱き寄せてやると、これまたすごく反応が可愛かった。
だから飽きるまで遊んでやった。
こいつが姉で良かったかもしれない。