Don’t Cry.




____________…

____…




ん…


ここ…どこ…


真っ白な天井。


包帯でぐるぐる巻にされた脚。


目覚めるとそこは病院で、私はベットに横たわっていた…



「落下したところが土と言うこともあり、かなりの高さがあったにも関わらず、右脚の骨折だけで済みました____
一度意識を失ったようですが、他の所は大丈夫そうです_…」




カーテン越しに、こんな声が聞こえてきた。


きっとお医者さんとおじいちゃんが話しているんだ…


ズキズキと痛む右足…


あーぁ、せっかくの夏休みが、これで台無しかも…


がっかりした私は、はぁーと深く溜息をついた




「では、しばらくの間入院と言うことで……

はい、では、私は一度失礼します。」


「はい、ありがとうございました」




シャッ__…

お医者さん達と会話が終わると、私のベットのカーテンが開かれた




「実琴!大丈夫かい?心配したぞ。」


「おじいちゃん…うん、大丈夫だよ。

足が痛いけど…」


「しばらくここで入院だと。

木から落ちたんだってな?もうそんな無茶したらダメだぞ…」




ごめんなさい、と私は小さく謝った



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