Don’t Cry.






「足、大丈夫?」






隣のベットにいたのは、ほんとに綺麗な顔をした男の子で。

外人さんみたいな金髪の髪の毛に、少し青っぽい瞳の色…



「うん…」



初めてみる。こんな綺麗な男の子…

きょどりながら返事する私に、男の子がフッと笑った




「君、名前は?」


「藤島 実琴 (フジシマ ミコト)…!」


「実琴ちゃんか…

僕は、渡和 浬 (トワ カイリ)

よろしくね」


「浬、くん… よろしくね!」



にこっ、と微笑む浬くんの笑顔に、私は引き込まれた______……







蝉の鳴き声が鳴り響くこの季節に。


この場所で、この時間に、私たちは、初めて出会った_______…



この頃から。


私は…

彼に、恋していたのかもしれない_______………




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