Song is…
誰もいない通路。雅季とは気まずくて話せない
怒ってるかな?
すると突然、雅季の足が止まる
それと同時に黒い通路の壁に押さえつけられる
いわゆる壁ドンです!あっ…そんな場合じゃない
「雅…季?」
「なんで誠人に抱きしめられてまんざらでもなさそうなんだよ」
長身の雅季上からの威圧が半端ない。
「あれは誠人くんが急にっ」
「じゃあなんで拒否らない?…」
「ごめん…な…さい」
強く、でもどこか優しく抱き締められる。
「なんか…いつも灯彩が離れるんじゃないかって…俺よりカッコいい奴いっぱいいるし…だから…ごめんなこんなこと…」
耳元から聞こえる雅季の声は震えてた
「俺…頑張るから。絶対デビューするから」
「うん。」