爽やか君と田舎娘
雪の日
first day
12月のある日。
わたしは、愛犬のさくら(ポメラニアン,メス)と毎日の日課である散歩をしていた。
わたしは
綾崎 奏 (アヤザキカナデ)。
最近の悩みは小学生の頃から伸ばし
てるこのくせっ毛。
んー、もう!
首にまとわりついてうっとうしいなー
風も強いし。
「さくらー、雪降ってるし寒いからさ、1回あそこの本屋さん寄ろっか!」
わたしはいつも散歩で通っている本屋に入った。
ここはだいぶ前から顔なじみだから、さくらをいれても何も言われない。
漫画コーナーでも見よっかなぁ~
漫画コーナーに移動しようとすると
参考書コーナーに隣町の中学の制服を着た男子が立っていた。
ん?あれは津城学園の過去問?
サッカー強いからサッカー部狙いかなぁ...
通り過ぎようとすると、その男子のカバンに名前が書いてあるのが見えた。
如月 奏....
ん?え?同じ名前!?
しかもこの人背、高すぎでしょ!?
その男子は見るからに爽やかで、短髪でサラサラの黒髪がとても似合っていた。