鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)
「有り難う、小川」

マットが言う。

実に鮮やかな手際だった。

小川分隊にかかってしまえば、原子力潜水艦でさえ容易に動きを封じられてしまう。

彼らがテロリストでなかった事を神に感謝したいくらいだ。

こんな練度の高いテロリスト集団がいたら、どれ程の脅威となる事か。

「お前達に原潜を占拠されたら、一国さえも敵に回せそうだな」

ジェフが苦笑いする。

< 228 / 360 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop