鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)
「おいおい、与太話するのも礼を言うのもまだ早ぇぜ?」

言いながら自分は煙草に火を点ける小暮。

「まだデッキを制圧しただけだ。このオスカー型は、最大で90名の乗員が乗れるからな…艦内にどれだけのディアボがいるか分からない」

三浦がマット達に注意を促す。

「本当にお前達二人だけで大丈夫なのか?」

谷口の言葉に。

「…ああ」

マットは頷いた。

「決着は俺達の手で付ける。合衆国に手を出した落とし前は、しっかり付けさせる」

ジェフもM4カービンを構える。

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