鉄の救世主Ⅲ(くろがねのメシアⅢ)
「司令部が言うからには、本当に存在するんだろうな、その幽霊」
三浦が言う。
「幽霊なんて…何だか不吉なコードネームですね」
表情を強張らせる麗華。
「無理もないわよ、そんな戦争映画のヒーローみたいな凄い経歴…本当は存在しないんじゃないかと思われても仕方ないわ」
豊田が呟いた。
本当に存在するのならば、現在は40代半ば。
兵士としても下り坂の年齢の筈だが…。
「確かに体力的には落ちるかもしれないが、それだけ戦場での経験も積み重ねているという事だ…19歳の頃からずっと…老兵だと思って侮ると、考えを改めさせられるかもしれないぞ」
小川が豊田達に言った。
三浦が言う。
「幽霊なんて…何だか不吉なコードネームですね」
表情を強張らせる麗華。
「無理もないわよ、そんな戦争映画のヒーローみたいな凄い経歴…本当は存在しないんじゃないかと思われても仕方ないわ」
豊田が呟いた。
本当に存在するのならば、現在は40代半ば。
兵士としても下り坂の年齢の筈だが…。
「確かに体力的には落ちるかもしれないが、それだけ戦場での経験も積み重ねているという事だ…19歳の頃からずっと…老兵だと思って侮ると、考えを改めさせられるかもしれないぞ」
小川が豊田達に言った。