俺のこと、好きになってみよ?
『…あ、の…お客様?』
くっきりとした二重まぶたの目に吸い込まれるように見られると、どうしていいかわからず。
『ああ、ごめん。君可愛いからつい』
『……え?』
え、今この人なんていった?
聞き間違いだよね、うん。
『菅波 …彩葉ちゃんって言うの?』
『…え?…そう、ですけど…』
男の人は、私の服につけてる名札を指さして、
「彩葉ちゃんね」とニコニコと笑っている。
すると次はとんでもない爆弾発言が投下された。