それでも出会えてよかったと思えるんだ

木葉

『木葉ーっ』




『なお、久しぶり!元気してた?』




『仕事で忙しくて、死にそうになってた』




『そっか。でも、忙しいのが一番だよ』




そして、佑樹じゃないバイトの子がビールを持って来てくれて、木葉と乾杯をした



佑樹めー、逃げたな




『木葉、どういうこと?お店来てたの?て言うか、佑樹と会ってたの?』





『お店には今日初めて来たんだ。いいお店だね』




うん、いいお店


それはわかってるけど…




『会うのは三回目かな?』



三回目…


そんな会ってるわけじゃないんだ

最近かな?



『連絡したの?』




『うんうん、そんな私からすることはないし…。一回目会ったのは、偶然だよ。なおがくれた偶然…』




私が与えた偶然…!?

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