それでも出会えてよかったと思えるんだ
はるから連絡もなく、さっちゃんとも会わない日が数週間続いた




はるにも、連絡をしなくちゃいけないけれど、きっちり気持ちが決まってないのに、向き合えないまま連絡しても、何も解決してない感じがしたから



でも、はるのあの顔はずっと忘れられなかった


あんな顔をさせたのは自分のせい


何故かはるが遠くにいってしまう気がした



すると、やっぱりはるが側にいて当たり前だったから、すごく寂しいなと思った



はるとは、別れられない…



でも、さっちゃんとも離れたくない


どうしたらいいんだろう




相談したい亘にも連絡できずにいた


亘からも、もちろん連絡はない

思えば連絡はほとんど私から


結局、亘にも必要とされてない

私が一方的に、必要としてただけで…


亘に、大事にしたい女が出来たと思うと、今までのように軽く連絡出来ない自分がいた


亘が遠くにいってしまったような感じがした


だから余計、連絡する勇気がでなかった


私が勇気を出して、はるに連絡してたら、亘にアドバイス求めてたら、私は一人じゃなかったのかな


きっと、もう、この時は全てが遅かったよね


何度も気付けるところがあったのに、気付こうとしなかったんだから、もうきっと遅かったよね




私がこの時どうしてようが、歯車が狂ったのはもう止めれなかったんだよね




そして、無情にも破滅への扉が開いてしまったのだった…

< 63 / 142 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop