それでも出会えてよかったと思えるんだ
さっちゃん
いつものように仕事を終えて、会社を後にして、マンションに帰りついた時だった
私は、考え事をしていて、何も気付いていなかった
もっと、色んなアンテナを張り巡らしとくべきだった
後悔しても仕方のないことだけど…
天罰がおりる時
それは、突然やってくるものなんだ
日常が大きく変わる
元々、歯車を狂わせたのは自分だけど
覚悟はしなきゃいけない恋してたけど、結局甘い蜜を吸ってる時は、覚悟なんか実際持ち合わせていないものだ
対処出来る術は持ってなく、私はこの日を境に、いつ晴れるかわからない、暗闇の世界をさまよう事になるのだった
人間はもろいものだ…
私には何の覚悟もなかった
そんな、私が幸せになれるわけ…なかったんだよね…