それでも出会えてよかったと思えるんだ
その週の土日は、ずっと一人家にこもって、何をすることもなく、何回も奥さんとのやり取りを思い出した
そして、段々時間がたち、さっちゃんを信じてた自分への愚かさ、奥さんに完敗した悔しさ、現実の自分へのやるせなさで、涙が止まらなくなり、泣いて過ごした
わかってはいたけど、現実に誰かのものだと再認識をした
彼には、側にいてくれる人がいる
でも、私には…
はるとも、ぎくしゃくしてるし、それに泣いている訳を話す訳にもいかない
亘にも連絡できない
私は結局…、一人なんだ
眠れないまま月曜の朝を迎え、気がついたら、メールしてた
「罰があたったみたい」