ふんわり姫様とつめたい王弟殿下
「落ち着いて~ハナ~」
アワアワと慌てるハナをひとまず落ち着かせる
「あっはい。
こうゆうとき、姫様のまったり具合が役にたちますね」
…ムッ
「早く用件をいいなさいなー」
「はい。そのですね…
あ、ちょっと急ぎなんで歩きながら…」
「分かったわ~」
廊下にくると、話が始まった。
「それでですね。国王様がお呼びなんです。」
「お父様が?私に?
朝、会ったばかりなのに?」
なんでかしら~?とハナに聞くと
「国王様もお寂しいですよ。
一人娘が遠い国に嫁ぐんですから当たり前です。」
と、笑顔で返された。