記憶の本〈母の中の私〉
ぶつかった衝撃で危なく花束を落としそうになったが、間一髪の所で花束は私の手の中に収まっていた。
私は、ぶつかってきた奴の顔を見てやろうと顔をあげた瞬間、心臓が飛び出そうになった。
相手も私の顔を見てかなり驚いている様だ。
「あーっ由美ちゃん!大丈夫?怪我しなかった?」
目の前に登場現れた翔ちゃんに動揺して、どうしていいか解らず、でも心臓のドキドキが聞こえるんじゃないかとハラハラしながら、
「えっ、はい、だっ大丈夫です・・、花束も無事です・・、えーっと天気いいですね・・」
訳の解らない事を口走っていた。
言ってしまった事に後悔しながらも、私は恥ずかしくなり、下を向いたまま動けなくなる。
そんな私の姿を見た翔ちゃんは、笑いを堪えながら、
「由美ちゃん、何か動揺してる?急に俺登場でびっくりしたんでしょう!だよね、俺もかなりびっくりしたもん。」
そう言って、ペロッと舌を出しながら笑っていた。
その姿に私の心臓はありえないほど高鳴った、壊れるんじゃないかと思うくらいドキドキしていた。
「由美ちゃんも、綾野の誕生日パーティ行くんでしょ!俺もそうなんだ、それで此処に花頼んだって訳」
そう言って又私に笑いかけると、翔ちゃんは店員さんに話しかけた。
「すいません、電話した田口ですけど花出来てますか?」
私は、ぶつかってきた奴の顔を見てやろうと顔をあげた瞬間、心臓が飛び出そうになった。
相手も私の顔を見てかなり驚いている様だ。
「あーっ由美ちゃん!大丈夫?怪我しなかった?」
目の前に登場現れた翔ちゃんに動揺して、どうしていいか解らず、でも心臓のドキドキが聞こえるんじゃないかとハラハラしながら、
「えっ、はい、だっ大丈夫です・・、花束も無事です・・、えーっと天気いいですね・・」
訳の解らない事を口走っていた。
言ってしまった事に後悔しながらも、私は恥ずかしくなり、下を向いたまま動けなくなる。
そんな私の姿を見た翔ちゃんは、笑いを堪えながら、
「由美ちゃん、何か動揺してる?急に俺登場でびっくりしたんでしょう!だよね、俺もかなりびっくりしたもん。」
そう言って、ペロッと舌を出しながら笑っていた。
その姿に私の心臓はありえないほど高鳴った、壊れるんじゃないかと思うくらいドキドキしていた。
「由美ちゃんも、綾野の誕生日パーティ行くんでしょ!俺もそうなんだ、それで此処に花頼んだって訳」
そう言って又私に笑いかけると、翔ちゃんは店員さんに話しかけた。
「すいません、電話した田口ですけど花出来てますか?」