シロクロ依存症
「お、女!よくも言ってくれやがったな」
「お前ヒロさんに散々言いやがって、ただで済むと思うなよ!」
「え……」
そんなことを考えていた私の方にジリジリと。先ほど私の腕を掴んでいた男を先頭に、ゆっくりと近づいてくる男共。
そこで冷静になった私は、チャラ男共に怒鳴り散らしたことを早くも後悔し始めた。
どうしよう私何てことを………!
殺される!そう思って、守るように身体を縮めつつギュッと目を瞑った時だった。
「邪魔しないでくれるかな」
ゾッとするほど冷たい声が、
私の鼓膜を掠めた。