【企画】恋のスケッチブックは君色に染まる
「芽依ーっ!お弁当食べよー!」
「うん!」
昼休みになり、私の机と近くの机をくっつけて友菜とお弁当を食べる。
「ねぇ、芽依」
友菜が卵焼きを頬張りながら私に話しかける。
「ん?」
「芽依って……速川くんに告らないの?」
「え……」
速川くんに……告る!?
「む、ムリムリ!!!私にはそんなことできないよ!!!」
告白する勇気なんて、私にはない。
それに……結果は見えてるもん。
絶対……フラれる。
「えー、告っちゃえばいいのに!」
「ムリだよ~……」
「でもさ、自分の想いを伝えないって苦しくない?」
くる……しい?