【企画】恋のスケッチブックは君色に染まる
「だって、先輩ってかなり表に好きって出てるのに、先輩の気持ちに気づいてなさそうじゃないですか」
そういうことか。
…………って。
「え!?出てる!?」
「はい、すごく。まぁ、先輩も鈍感ですけどね」
「え!?」
私が……鈍感!?
「絶対ないよ!!!私って結構鋭いんだよ!?」
「へぇ~……じゃあ」
「?」
すると、岡田くんが私を美術室にある机まで追い込んで机に手をついた。
私は後ろにある机に両手をついて自分の体を支えている状態。
近い近い!!!
な、なにこの状況……っ!?
「お、岡田く……っ」
「じゃあ、俺の好きな人、わかりますか?」
「へ……?」
岡田くんの……好きな人?