Polaris
闇
夏祭りもラスト２日。


これを乗り切ったら、２、３日休もう。


最近のあたしは何処か変だ。


ゆっくり休めば、きっと前のあたしに戻れる。


そう思っていた。


でもあたしの心の闇はそんな簡単なものじゃなかった。


この闇の先に待っているものは、もっと残酷なものだった。


１つ１つ繋がっていて、その中心にあたしがいる。


そして、あたしの知らないところで誰かが傷ついている。


それにすら、あたしは気付かない。


後から気付くくらいなら、ずっと知らない方が良かった。


そうやって、最後には誰かのせいにしてあたしは生きていたんだ。


だから、全部あたしのせいなんだ。


「ごめんね」


そう、傷つけてしまったあなた達に伝えたい。

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