Polaris
「で、いつ辞めるつもりなんだ」


背後から聞こえる隼人の言葉に、胸がチクリと痛む。


どうして隼人は、あたしが「辞める」と言っているのにいつも通りなんだろう。


それが、、、、隼人の答え?


答えなんて、わかっていたのに。


「、、、まだ、わからない」

「9月、新しい店をオープンする。そっちに、お前も行って欲しい」


ドリームにあたしの居場所はもう、、、ないんだ。


「わかった」

「せめて、店が落ち着くまで居て欲しい」


新しいお店が落ち着いたら、あたしには価値がなくなる。


まるで、賞味期限を付けられたみたい。


「うん。じゃあ、あたしのラストはクリスマスの12月25日でいい?」

「わかった。リュウにも伝えておく」


あたしは、隼人と顔を合わせないように自分の部屋に戻った。

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